長らくご無沙汰しております。
あわや3ヶ月更新が途絶えるところでした。
今まで当ブログは近況やインスタグラムで
伝えきれなかった部分にフォーカスしたり
してきました。
ですが本日は久しぶりに長々と綴って
みたいと思います。
きっかけは京都旅行
タイトルのブログを書くきっかけとなった
ホテルステイは2021年3月の京都旅行。
京都駅前の好立地を通路で行き来できる
隣接する2軒のラグジュアリーホテルを
訪れたことでした。
京阪ホテルズ&リゾーツが運営する
創業90年以上の老舗ホテル、
京都センチュリーホテルに宿泊し
一方、2019年にオープンしたばかりの
ザ・サウザンド キョウトで食事、
さらにチャペル見学をするという
贅沢なおこもりステイを経験できました。
滞在した前夜の夕食、朝食、そして
コースランチをザ・サウザンド キョウトで
いただいたのち、ブライダルスタッフさんの
お迎えでチャペルを案内していただきました。
ザ・サウザンド キョウトの
シンボル、大階段のさらに右奥へ。
竹林の坪庭上の階段を上った先
屋上に佇む独立型チャペル、
KOMOREBIDO(コモレビドウ)。
キリトリ写真ではわかりにくいので
フロアガイドを公式HPよりお借りしました。
〇印がチャペルのKOMOREBIDOです。
複雑なフロア構成ですが
ロビーの大階段を上がると
想像以上の別空間が待っていました。
京都駅から徒歩2分圏内に
このような美しいチャペルがあるなんて…
ステンドグラス越しの木漏れ日にも
祭壇の両脇、ガラス越しに見える
水のせせらぎにも癒されます。
チャペルの入口のドアを開けると
フワッとウッディな香りが漂ってきます。
京都産の杉を使用して造られている
洗練された木製の円錐形チャペル。
ハープの音色が天井高く響き渡る中
奥庭に身を委ねる厳かなセレモニーは
より印象深い挙式となるでしょう。
※チャペルの様子は30秒のリール動画にて🎬
QRコードをスキャンしてね。
都心らしからぬウッディなチャペル
ここで首都圏のウッディなチャペル繋がり!
六本木ヒルズ内のグランドハイアット東京の
グランドチャペル!
訪れたのは2010年、今から10年前です。
ブライダル現役を退いたばかりの頃
純粋に見学したい好奇心から
(結婚を控えていると嘘をついて)
予約申し込みしました。
写真はガラケーで撮影しておいたものを
プリントした状態で奇跡的に見つかり
今回スキャンしました。状態はひどいです。
バージンロードに一歩足を踏み入れると
高尚な天然の香りが包まれます。
檜(ヒノキ)で造られたチャペルなんです。
ベイエリアの最上階チャペル
木々のチャペルが続いたので
次はマリンテイストのチャペルを!
2020年に横浜に開業した
ハイアットリージェンシー横浜
最上階のクリスタルチャペルの
バージンロードや壁面などに
なんと20000粒以上のスワロフスキー
クリスタルが散りばめられています。
そしてガラス越し祭壇の向こうには
ベイブリッジが見渡せます。
それから写真はありませんが
鏡張りの前室が素晴らしいんです!
こちらへはオープンイヤーと翌年2021年に
2度宿泊しましたが、最初の滞在の際に
ブライダルサロンのご厚意で朝・晩とも
撮影させていただくことができました。
独立型のチャペルやホテル最上階の
高天井のチャペルはおふたりの願いが
叶いやすいといわれています。
(プランナーあるあるかもしれません)
ブライダル時代を振り返る
かつて私がホテルの
ブライダルコーディネーターとして
就業していたのは10年以上前になります。
当時私は横浜在住で、勤務地も横浜。
お世話になったのは星がたくさんつくような
ホテルではありませんでしたが、
みなとみらいのベイエリアに次いで
当時の横浜で激戦区といわれた地域。
挙式準備や打ち合わせに奔走し
週末は早朝から深夜まで奮闘していました。
ホテルやゲストハウスによりますが
1組のお客様に対し、専業制か分業制の
どちらかのスタイルで成約~施行まで
担当を持つウエディング業務。
私が従事していたのは成約後のお客様を
プランナーから引き継ぎ、挙式当日まで
見届けるコーディネーター業務でした。
いわゆる披露宴のみのディレクション
でしたので10年経った今でも
チャペルを見学できる感動はお客様に
近いものがあります。
おこもりステイに限らず
見込みのお客様以外の施設見学は
宿泊時の事前予約でも、
コロナ禍で難しいかもしれません。
キンプトン新宿ホテルのように
事前予約などなくても
チャペルが開放されている
ホテルもありますので
カメラ好きには嬉しい限りです。
なぜ今、ステイウエディング?
さてご紹介してきたホテルに限らず
前泊・当日泊の2泊3日の宿泊つきの
ステイウェディングはコロナ禍の今
タイムリーなプランといえます。
かつての「ステイウエディング」は
海外ウェディングやリゾート婚など
華やかなイメージでした。
世情の変化とともに入籍のみのカップルや
フォトウエディングで十分の風潮など
セレモニー感がなくなりつつある現状。
そしてコロナ禍の2020年~以降、
キャンセル料や延期の手数料が取れない等
これほど、ウエディング事情が変わるとは
思いもよりませんでした。
結婚式にゲストを呼びにくい、
(もしくは両家親御様+兄弟程度)
海外へハネムーンへ行かれない、
そんな閉塞感を最大限解消して
非日常を味わえるステイウエディング。
何より前泊することで当日の渋滞や
密を避けての慌ただしい移動など
アクセスの心配がなくなることで
リラックスして挙式当日を迎えられる。
そして記念日当日は緊張と疲れから
解放されたふたりの時間も大切に♡
インルームダイニングなら
アルコールを飲みすぎても安心!
豪華なディナーに舌鼓を打ち
セレモニーの余韻に浸って就寝してほしい。
後日写真もムービーもSNSを通して
プロの撮影を友人らにシェアでき、
ちゃんと祝福してもらえる。
今後コロナが収束したとしても
多様化しているウエディング事情において
サスティナブルなステイウエディングは
しばらく続くでしょう。