心地よくゆるゆると

私のお気に入りとインスタの軌跡

元ブライダルコーディネーターがおこもりステイで感じた、新たな\ステイウエディング/のかたち

長らくご無沙汰しております。
あわや3ヶ月更新が途絶えるところでした。


今まで当ブログは近況やインスタグラムで
伝えきれなかった部分にフォーカスしたり
してきました。


ですが本日は久しぶりに長々と綴って
みたいと思います。

 

きっかけは京都旅行 


タイトルのブログを書くきっかけとなった
ホテルステイは2021年3月の京都旅行。

京都駅前の好立地を通路で行き来できる
隣接する2軒のラグジュアリーホテルを
訪れたことでした。

f:id:soleil_et_lune:20210829204709j:plain

ザ・サウザンドキョウトのエントランス頭上付近


京阪ホテルズ&リゾーツが運営する
創業90年以上の老舗ホテル、
京都センチュリーホテルに宿泊し

一方、2019年にオープンしたばかりの
ザ・サウザンド キョウトで食事、
さらにチャペル見学をするという
贅沢なおこもりステイを経験できました。

f:id:soleil_et_lune:20210829204849j:plain

京都センチュリーホテルから見えるザ・サウザンドキョウト

滞在した前夜の夕食、朝食、そして
コースランチをザ・サウザンド キョウトで
いただいたのち、ブライダルスタッフさんの
お迎えでチャペルを案内していただきました。

f:id:soleil_et_lune:20210829222847j:plain
f:id:soleil_et_lune:20210829222912j:plain
ロビー右奥の階段を上がると坪庭が

ザ・サウザンド キョウトの
シンボル、大階段のさらに右奥へ。


竹林の坪庭上の階段を上った先
屋上に佇む独立型チャペル、
KOMOREBIDO(コモレビドウ)

f:id:soleil_et_lune:20210829223153j:plain
f:id:soleil_et_lune:20210829223212j:plain

 

キリトリ写真ではわかりにくいので
フロアガイドを公式HPよりお借りしました。
〇印がチャペルのKOMOREBIDOです。

f:id:soleil_et_lune:20210829225507j:plain

京阪ホテルズ&リゾーツ公式HPより

 

引用元:京阪ホテルズ&リゾーツ公式HP

複雑なフロア構成ですが
ロビーの大階段を上がると
想像以上の別空間が待っていました。

f:id:soleil_et_lune:20210829230052j:plain

許可をいただき、落ちたら危険な場所から撮影

京都駅から徒歩2分圏内に
このような美しいチャペルがあるなんて…

f:id:soleil_et_lune:20210829230223j:plain

ステンドグラス越しの木漏れ日にも
祭壇の両脇、ガラス越しに見える
水のせせらぎにも癒されます。

 
チャペルの入口のドアを開けると
フワッとウッディな香りが漂ってきます。


京都産の杉を使用して造られている
洗練された木製の円錐形チャペル。

ハープの音色が天井高く響き渡る中
奥庭に身を委ねる厳かなセレモニーは
より印象深い挙式となるでしょう。

※チャペルの様子は30秒のリール動画にて🎬

 QRコードをスキャンしてね。

f:id:soleil_et_lune:20210901003254p:plain

ザ・サウザンド キョウトのチャペル KOMOREBIDO



 

都心らしからぬウッディなチャペル

ここで首都圏のウッディなチャペル繋がり!
六本木ヒルズ内のグランドハイアット東京
グランドチャペル

 

訪れたのは2010年、今から10年前です。
ブライダル現役を退いたばかりの頃
純粋に見学したい好奇心から
(結婚を控えていると嘘をついて)
予約申し込みしました。


写真はガラケーで撮影しておいたものを
プリントした状態で奇跡的に見つかり
今回スキャンしました。状態はひどいです。

 

f:id:soleil_et_lune:20210830004248j:plain

 

バージンロードに一歩足を踏み入れると
高尚な天然の香りが包まれます。
檜(ヒノキ)で造られたチャペルなんです。

ベイエリアの最上階チャペル

木々のチャペルが続いたので
次はマリンテイストのチャペルを!

f:id:soleil_et_lune:20210830011436j:plain

2020年に横浜に開業した
ハイアットリージェンシー横浜

f:id:soleil_et_lune:20210830011323j:plain

スワロフスキークリスタルの拡大図

最上階のクリスタルチャペル
バージンロードや壁面などに
なんと20000粒以上のスワロフスキー
クリスタルが散りばめられています。

f:id:soleil_et_lune:20210830011135j:plain

そしてガラス越し祭壇の向こうには
ベイブリッジが見渡せます。

 
それから写真はありませんが
鏡張りの前室が素晴らしいんです!

こちらへはオープンイヤーと翌年2021年に
2度宿泊しましたが、最初の滞在の際に
ブライダルサロンのご厚意で朝・晩とも
撮影させていただくことができました。

 

独立型のチャペルやホテル最上階の
高天井のチャペルはおふたりの願いが
叶いやすいといわれています。
(プランナーあるあるかもしれません)

ブライダル時代を振り返る

かつて私がホテルの
ブライダルコーディネーターとして
就業していたのは10年以上前になります。

f:id:soleil_et_lune:20210830013044j:plain

当時私は横浜在住で、勤務地も横浜。
お世話になったのは星がたくさんつくような
ホテルではありませんでしたが、


みなとみらいのベイエリアに次いで
当時の横浜で激戦区といわれた地域。

挙式準備や打ち合わせに奔走し
週末は早朝から深夜まで奮闘していました。

 
ホテルやゲストハウスによりますが
1組のお客様に対し、専業制か分業制の
どちらかのスタイルで成約~施行まで
担当を持つウエディング業務。


私が従事していたのは成約後のお客様を
プランナーから引き継ぎ、挙式当日まで
見届けるコーディネーター業務でした。

f:id:soleil_et_lune:20210830013331j:plain

いわゆる披露宴のみのディレクション
でしたので10年経った今でも
チャペルを見学できる感動はお客様に
近いものがあります。


おこもりステイに限らず
見込みのお客様以外の施設見学は
宿泊時の事前予約でも、
コロナ禍で難しいかもしれません。

キンプトン新宿ホテルのように
事前予約などなくても

チャペルが開放されている
ホテルもありますので
カメラ好きには嬉しい限りです。


なぜ今、ステイウエディング?


さてご紹介してきたホテルに限らず
前泊・当日泊の2泊3日の宿泊つき
ステイウェディングはコロナ禍の今
タイムリーなプランといえます。

 

かつての「ステイウエディング」は
海外ウェディングやリゾート婚など
華やかなイメージでした。

f:id:soleil_et_lune:20210830014415j:plain


世情の変化とともに入籍のみのカップルや
フォトウエディングで十分の風潮など
セレモニー感がなくなりつつある現状。

そしてコロナ禍の2020年~以降、
キャンセル料や延期の手数料が取れない等
これほど、ウエディング事情が変わるとは
思いもよりませんでした。

結婚式にゲストを呼びにくい、
(もしくは両家親御様+兄弟程度)
海外へハネムーンへ行かれない、

そんな閉塞感を最大限解消して
非日常を味わえるステイウエディング。

何より前泊することで当日の渋滞や
密を避けての慌ただしい移動など
アクセスの心配がなくなることで

リラックスして挙式当日を迎えられる。


そして記念日当日は緊張と疲れから
解放されたふたりの時間も大切に♡


インルームダイニングなら
アルコールを飲みすぎても安心!
豪華なディナーに舌鼓を打ち
セレモニーの余韻に浸って就寝してほしい。

後日写真もムービーもSNSを通して
プロの撮影を友人らにシェアでき、
ちゃんと祝福してもらえる。


今後コロナが収束したとしても
多様化しているウエディング事情において
サスティナブルなステイウエディングは
しばらく続くでしょう。