台風15号の影響により、とくに
千葉県の皆様におかれましては
大規模停電が続いているとのこと、
ご心労をお察しいたします。
一刻も早い千葉県全域での復旧を
お祈り申し上げます。
こんばんは
諸田美恵(もろたみえ)です。
- 2016年のベストセラー続編を読了
- 嫌われる勇気を一言で振り返ると…
- 教育の目標は「自立」である
- 叱ってもいけない、ほめてもいけない
- ほめて伸ばすを「否定」せよ
- すべての喜びもまた、対人関係の喜びである
- 愛する人生を選べ
- 愛とは「決断」である
- まとめ
🔶あとで読む🔶
2016年のベストセラー続編を読了
8/2の投稿では2013年に発売された
ベストセラー本「嫌われる勇気」
(ダイヤモンド社刊)を読み終え、
備忘録も兼ねて要約として
ブログを書きました。
↓ ↓ ↓
この本はアドラー心理学に
納得のいかない「青年」とアドラーの
教えを習得している「哲人」との
対話形式で成り立っています。
その続編として、
2016年に発売されたのが
「幸せになる勇気」
(ダイヤモンド社刊)です。
「嫌われる勇気」・「幸せになる勇気」
岸見一郎・古賀史健 著 (ダイヤモンド社刊)
読むのがだいぶ遅くなりました💦
先月の入院中にようやく読破して
もっと早くブログに書きたかった
のですが…
趣味の花鑑賞の延長でインスタ投稿に
ハマり…せっかく撮るならと
一眼レフカメラを購入したのです☝
そのため、カメラ操作や被写体探しに
時間を費やしてしまい…ブログ更新が
遅くなりました😢(言い訳をスミマセン)
今回もなるべく主観を入れずに
要約したいと思います。
※ネタバレ注意です。ご了承ください。
嫌われる勇気を一言で振り返ると…
「嫌われる勇気」では
すべての悩みは
人間関係の悩みである
というアドラーの考え方において、
あなた自身が世界を複雑にしている
他者の期待に応えるように
生きるのではなく、
自分の課題にのみ向き合い
自分軸で生きる!
そして他人にも期待しないと
いう内容でした。
自由=他者から嫌われること
教育の目標は「自立」である
ここから「幸せになる勇気」について
まず第一部では、教育とは何かに
ついて語られています。
人はみな「自由」を求め、
無力で不自由な状態からの
「自立」を求めている。これは根源的な欲求です。
(出典:「幸せになる勇気」P36)
その自立を促すのが教育。
教育が強制的な「介入」に
転落するのか、
自立を促す「援助」に
踏みとどまるのか。
(中略)
指導する側の姿勢にかかって
いるのです。
(出典:「幸せになる勇気」P37)
そして前作でも登場した
「共同体感覚」について
再度触れています。
共同体感覚とは、
「他者を仲間だと見なし、
そこに自分の居場所があると
感じられること」である。
(出典:「嫌われる勇気」P189)
われわれに必要なのは、
「他者の目で見て、
他者の耳で聞き、
他者の心で感じること」だと。
(出典:「幸せになる勇気」P54)
いかなる権力者であっても
強要しえないものとは
「尊敬」と「愛」です。
すべての他者に尊敬を寄せよ。
(出典:「幸せになる勇気」P45.47)
「わたしも同じ気持ちだと」と
同意することは、たんなる同調
(中略)。
共感とは、他者に寄り添う時の
技術であり、態度なのです。
(出典:「幸せになる勇気」P55)
「幸せになる勇気」
岸見一郎・古賀史健 著 (ダイヤモンド社刊)
叱ってもいけない、ほめてもいけない
第二部では、なぜ「賞罰」を
否定するのかについてです。
アドラー心理学では
「叱る」ほめる」を否定しています☝
問題行動の5段階
第1段階「称賛の欲求」
→褒めてほしい。
共同体の中で特権的な地位を得たい。
第2段階「注目喚起」
→褒められなくてもいいから、
(叱られたり)とにかく目立ってやろう。
第3段階「権力争い」
→反抗や不従順により、
自らの力を証明したい。
第4段階「復讐」
→認めてもらえない。
愛の希求が叶わない。
憎しみを求め「憎悪」の中で
注目されたい。
第5段階「無能の証明」
→「できる自分」を証明できず
失敗するくらいなら、最初から
諦めた方が“楽” 傷つきたくない。
以上の問題行動の目的(出典:P90~103)は
「共同体の中で特権的な地位を
得ること」なのです。
(出典:「幸せになる勇気」P91)
教育において
大人たちに必要なのは
叱責ではなく、教えることです。
感情的になるのではなく、
大きな声を出すのでもなく、
理性の言葉で。(「出典:幸せになる勇気」P87
怒ることと叱ることは、同義である
生徒たちにしてみれば、
銃口を向けられている事実は同じ。
アドラーは「怒りとは、
人と人とを引き離す感情である」
と語っています。
(出典:「幸せになる勇気」P115・116)
ほめて伸ばすを「否定」せよ
第3部では、
「ほめる」の否定について
語られています。
褒賞が競争を生み、競争原理は
「縦の関係」にいきつきます。
勝者と敗者が生まれ、
上下関係が生まれます。
(出典:「幸せになる勇気」P141)
アドラー心理学の提唱する
「横の関係」を貫くのは
協力原理です。
誰とも競争することなく
勝ち負けも存在しない。
(中略)
すべての人は対等であり、
他者と協力することこそ
共同体をつくる意味がある。
(出典:「幸せになる勇気」P141)
「ほめることは“能力のある人”が
能力のない人に下す評価であり、
その目的は“操作”である」。
(出典:「幸せになる勇気」P131)
ほんとうの承認とは
自らの意思で、自らを承認すること。依存=「わたし」の価値を、
他者に決めてもらうこと自立=「わたし」の価値を、
自らが決定すること
(出典:「幸せになる勇気」P152)
すべての喜びもまた、対人関係の喜びである
第四部では「人生のタスク」の中で
「仕事のタスク」「交友のタスク」
について主に書かれています。
人生のタスクとは
「嫌われる勇気」にも登場しましたが
ひとりの個人が
社会で生きていくにあたって、
直面せざるを得ない課題
(出典:「幸せになる勇気」P175)
「仕事のタスク」
「交友のタスク」
「愛のタスク」の3つです。
|仕事のタスクにおける人間関係とは
信用=相手のことを条件つきで信じること
|交友のタスクにおける人間関係とは
信頼=その人自身を信じていること
他者のことを「信頼」できるか
否かは、他者のことを尊敬できるか
否かにかかっています。
(出典:「幸せになる勇気」P197)
愛する人生を選べ
第五部は「愛のタスク」について
愛のタスクとは恋愛関係、親子関係に
おける人間関係のことです。
すべての議論は「愛」に
集約されていくであろう…。
アドラーの愛ほど厳しく、
困難で、勇気を試される課題
はありません。
(出典:「幸せになる勇気」P219)
意思の力によって、
何もないところから築き上げる
ものだからこそ 、
愛のタスクは困難なのです。
(出典:「幸せになる勇気」P227)
愛とは「ふたりで成し遂げる課題」
であり、その課題に向きあい、
愛を知り、人生の主語が
「わたし」から「わたしたち」に変わります。ただそれだけで貢献しあえるような、
人生のすべてを包括した
「わたしたち」を実感します。
(出典:「幸せになる勇気」P272・273)
自立とは、「自己中心性からの脱却」
つまり愛によって、自己中心性である
「わたし」から脱却でき、
自分が世界の一部であるという
共同体感覚になるということ。
ほんとうの意味で世界を受け入れるのです。
(参照:「幸せになる勇気」P244・245)
愛=自立、大人になること
愛とは「決断」である
愛することはあなたの問題です。
しかし、相手があなたの愛に
どう応えるか。
これは他者の課題であって(中略)
あなたにできることは、
課題を分離し、ただ自分から
先に愛すること、それだけです。
(出典:「幸せになる勇気」P259)
「愛し、自立し、人生を選べ」
まとめ
『幸せになる勇気』の最終章
「愛のタスク」については奥が深く、
臆することなく、誰かを愛し、
子供の頃の愛される人生にとどまらず
人生の再選択(ライフスタイルの再選択)を
せよという内容でした。
ほんとうに試されるのは、
歩み続ける勇気、愛する勇気。
シンプルであるがゆえの
「愛」と「自立」を得た延長に
本書の意味する「幸せ」が
待っているのでしょう。
長くなりましたが、
最後までご覧いただき
ありがとうございます。
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